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留学に必要なTOEFLレベル

アメリカの大学に入るには、当然ながら英語力が求められます。
どれぐらい高いレベルかと言うと下が目安になるとされていました。
下はあくまでも最低点でして、これがクリア出来れば合格ってもんではありません。

必要十分条件で言うと必要条件になります。

Community College TOEFL 450点 (TOEFL コンピューター版 133点  インターネット版 45点)
大学の学部 TOEFL 500点 (TOEFL コンピューター版 173点  インターネット版 61点)
大学院理系 TOEFL 550点 (TOEFL コンピューター版 213点  インターネット版 79点)
大学院文系 TOEFL 600点 (TOEFL コンピューター版 250点  インターネット版 100点)

ランケンは理工系で大学院に行かないと意味がないと考えていましたので、最低でもTOEFL 550点は取ろうと考えていました。
第一志望だったUniversity of Washingtonでは理系であっても600点は必要みたいな感じ。
でも、勉強を思い立った時は430点。。。

当時のTOEFLは3科目(リーディング、グラマー、リスニング)の偏差値の平均を10倍して表されていますので、430点は偏差値43。。。
これを偏差値60にしないといけない訳です。。。

しかもTOEFLは世界中の留学したい人ばっかり受験してるテストでして、スイス人やフランス人も受験してるんです。
つまり、結構ネイティブに近い人も受けてる訳で、受験生全体としてのレベルが高い。
当時のランケンも普通の日本人の中なら偏差値50は届くと思うのですが、43まで下がっちゃうのはそういう理由です。

Oh, No... Cannot make it...

ダメでしょ。。。

とりあえず英語の勉強

留学を思い立って学費は日本で私大理系に行くならアメリカの公立大学の授業料と大差ない事が分かったんですが、英語の壁は相当高い事も分かってきました。
まだ大学二年生でしたし、4年生で就職活動が始まるまでは結構時間があるかなぁと。
とりあえず、勉強するぞ!って思いました。

TOEFLは試験が毎月あるので、試験を毎月受ける事にしました。
今ほど受験料も高くなかったので、毎月受けて10点ずつスコアを上げれば430点が17か月で600点になる。
そのペースで上がれば卒業する前にはTOEFL届くなと。

しかも、3科目で10点ずつなら各科目の偏差値を3上げればいいや。
2年あれば大丈夫だよ、なーんて取らぬ狸の皮算用。
今、勉強しなくてどうする?とか一人で熱くなってました。

とりあえず、前回の惨敗の理由を分析してみると、全然時間が足りなかった。
ボキャブラリーが圧倒的に足りてないので、グラマーのテストもグラマー以前に文章の構造が分からない。。。
動詞が見抜けないと英文の構造が分からないんですよね。
それで時間がかかる。

偏差値60とかって目指すにはボキャブラリーは避けれない。
とりあえず覚える事にしました。

I made up my mind!!!

決めた!

ボキャブラリーの付け方

ボキャブラリーは覚えるのみです。
とはいっても、ランケンは理屈抜きで覚えるのが大の苦手。。。
どうやって覚えたかを書きましょう。

1日100個覚えるんです。
覚えられる訳ないって?
その通り、覚えられない。

毎日100個覚えるでしょ。
翌日10個付け足すんです。
で、覚えた奴を10個減らす。

また、翌日新しいのを10個増やして、覚えた奴を10個減らす。
これを毎日繰り返すんです。

しかも、ひたすら書く。
100個をA4のチラシの裏紙かなんかに延々と書くんです。
100個を10回とか書くです。

これ、しばらくやるとボキャブラリーがかなりついてきますよ。
お試しあれ!
大変ですけどね。。。

TOEIC, TOEFLの伸び方

TOEFLであれ、TOEICであれ、点数の伸び方って恐らく似てます。
TOEICなら600点ぐらいまでは比較的サクサクっと伸びると思います。
ちょっと問題集を買って勉強すると半年もせずに割といけてしまう。

ランケンの会社なんかでも半分以上の人はTOEICの600点はさほど苦労せずに取ります。
一部、苦労してる人もいますが。。。
なんででしょうか?

個人的には基礎的な単語力があるからなんだと考えています。
要するにボキャブラリー。
文法も割とボキャブラリーに近い所があって、中学・高校で概ね勉強は終わってるはずです。

問題はその先です。
TOEICの600点から上は、相当壁が厚くなってきます。

ランケンもTOEFLの500点(TOEIC600点相当)は割とすぐに出ました。
当初は430点だったんですが、半年でとりあえず500点は到達です。
TOEFLで500点あると、学部編入の道が出来ます。

いい大学にとか思わないでどこでもいいや位なら大丈夫。
どっかには行ける。
ただし、大学院には足りない。

当初、毎月10点上げるとかって意気込んで430点が半年もかからずに500点までいったので、なんだ楽勝かもぉなんて思い出してました。
ところがです。。。
510点が2回、520点ぐらいが3回連続してしまったんです。。。

大学院の進学には550点が必要なんですが、これには参りました。
TOEICで言うと680点とかその辺で壁にぶち当たります。
半年ぐらいそこにいましたね。

それでも、メゲズに頑張って550点に到達したのが大学4年生になったころ。
TOEFL500点から550点まで1年かかった感じです。

TOEICだと600点から750点まで1年って感じでしょうか。

いやぁ、長かったぁ。
とりあえず、大学院の最低レベルに到達できました。

第一志望のUniversity of Washingtonには600点欲しい所です。

アメリカの大学院に入るための成績

当たり前ですが英語が出来れば大学レベルに入れるって話はありません。
アメリカの大学院に入るためにはGPA(Grade Point Average:成績の平均)3.0が要求されます。
成績を4点満点で表して、3以上です。
ABC評価だとAが4点、Bが3点、Cが2点です。

これで3.0以上が課されるんですが、もちろん最低点です。
入学試験な訳ですから、Aが多い方がいいに決まってますよね。

出来れば、3.5ぐらいあると嬉しい所です。
AとBが半分半分な感じ。

理系だったランケンはこれが楽ではなかった。。。
ランケンが行ってた大学は4年生へ上がれる人が6割程度で、かなり多くが留年したりします。
実験やら設計やらレポートやらと言った実技系の宿題なんかも結構あって、それが割と負荷が高いんです。

そんな所でAを半分、Bを半分ってのは結構しんどいものがありました。
成績の平均が3.0で、スコアが高くなればなるほどいいと思うと、Cなんて取れません。
Cを取るぐらいなら単位を落とした方がいいんです。

Bですら平均点下げる側に働いちゃうので、Aを取れるクラス以外はなるべくなら取りたくない。
でも、そんな事ばっかり言ってたら、卒業単位が足りなくなって全てがパーになります。
そこで大胆な事を考えました。

卒業に必要な単位数は136単位で、4年生に進学するには102単位が課せられていたんです。
4年生の成績が出てくるのは卒業した後ですから、3年生終わり時点での成績がアメリカの大学院に送られます。

なので、3年生終わりまでに成績の良いクラスを全部集めて、成績が悪そうなクラスを全部4年生に回す。
当然、4年生になってから難しいクラスが集中するので、今度は卒業が危ぶまれる可能性があります。
でも、まぁそれしかないなとバクチに出ました。

とりあえず3年生は他の学科も含めて(20単位位は認めてもらえるようになってました)、楽勝クラスを全部取ります。
ここでA以外は許されない。
後は進級に必須のクラスだけを取るような感じにしました。

そもそも102単位ギリギリにするなんて簡単じゃありません。
一教科でも落とそうものなら、進級が出来なくなります。

結局、テストは110単位ぐらい受けたと思います。
で、途中でダメと思ったら出さないみたいな事をやりました。

成績返ってくるまでドキドキしましたが、帰ってきたらなんと103単位!
スッゲー、俺天才~みたいな(笑)
しかも、1単位は技術英語とかって授業で全然専門教科と関係なし(笑) なんとか102単位をクリアし4年生になりました。

4年生になった時点で、TOEFLも550弱、GPAは3.5に届かない位だった気がします。
これなら、英語をもう少し出来るようにして、単位を揃えればなんとかなりそう。
しかし、今度は卒業が危なくなってきています。。。

なにせ、平均点を少しでも上げたいがために4年生に難しいクラスを全部先送りにしています。
更に卒業論文まである。。。
英語もまだやらないといけない。。。
その上、GREと言うアメリカの大学院用の入試まであったりします。。。

卒業まであと1年。。。

留学のリスク

大学4年生になると、就職活動が始まります。
ランケンも留学するつもりなのはあったんですが、どっかでは就職活動をしないといけないのでちょっと就職活動しました。
就職フェスティバル行ったり、リクルートの資料もらったり。

数社だけでしたがスーツ買って面接受けてみたいなのをしてます。
周りの人は真剣でしたが、こっちは社会勉強な気分ですから気楽に受けてました。

英語の勉強を大学2年からしていたので英語力は多少あるんですよ。
理系の人なんて皆英語が苦手ですから、それだけで十分に武器になる。
人事の人の目にも止まりやすいってものです。

割と有利に進んじゃって、英語の話で面接盛り上がったりした事もあります。
最終面接まで行っちゃったのもありましたね。

なーんて、ちょっとかっこいい事を書いてますが、実は就職も若干は視野に入れてました。
就職を一度して、しばらく働いてから留学でもしようかなぁとも思ってましたね。
悩んでたんですよねぇ、当時は。。。

と言うのも、現実的に考えるとかなりハードルの高い事をしようとしてる訳です。

まず、ギリギリの単位数しか取ってないから日本の大学を卒業できるかも分からない。
海外に住んだ経験なんてないから、アメリカの大学院に入れるかどうかも分からない。
うまく入れたとしても、卒業できるか分からない。
妥協して時間かけてやれば、どこかの学校は卒業できるかもしれないけど、20代も後半になって新卒って就職できるのか。。。

みたいな事を悩んでました。
上が全部うまく行けば、就職は楽勝なのは分かりきってます。
理系で英語も出来てアメリカの大学院出れるなら、日本の大学院生よりも遥かに有利ですよね。

でも、全部うまく行けばって条件付です。
1つでも失敗すれば、もう普通の就職は相当難しいですね。
どうなるだろうなんて考えただけで、もう。。。

これって完全にリスクなんですよ。
結構イチかバチかみたいな所ありますね。

アメリカの大学って確かに卒業する方が大変なのはあって、本当に卒業出来るんだろうかみたいなのはありました。
しかも、当時のランケンは多少英語が出来るようになったって言っても、TOEICで700点ぐらいのもの。
しかもリスニングも会話もダメ。

おいおいおい、正気か?って話でしょ。。。

Dream on, dream on...

アメリカ大学院入学に向けた勉強

大学4年生の夏休みぐらいになると就職が決まる人も出てきます。
ランケンの友人は超難関のパイロットになりました。
大学1年生からずっと仲が良かった友人で、初めての海外旅行に一緒に行った友達でもあります。

1年の時からパイロットになりたいって言ってたし、そのための授業も取ってた人なので、夢をかなえた感じです。
ランケンもうれしかったですねぇ~。
彼の合格には励まされました。

ランケンも夏休みに入る前には就職はしないって親にも友人にも宣言しました。
親も最初は大丈夫かいなと言う話でしたが、一応は4年生になった時点で最低限のTOEFLと成績は確保してる事を伝えてお願いしました。
親が数十年前に企業派遣で海外にいた事があるので、理解はしてくれました。

後は、自力で合格するのみです。
この頃、英会話学校なんかにもちょっと行きましたし、海外への留学専門の予備校にも行きました。
英会話学校はダメでしたね。

二十歳を超えて留学してきてる人はだいたい学部編入以上を狙うものですが、英会話学校で勉強してきましたなんて人は見たことありません。
何回も書いてるように、英会話は本当に使えるレベルの英語力は付きません。
試験を合格するためだったら、自分で問題を解きまくった方がいいんです。

特に文法は問題を解きまくると、問題文を読まなくても下線が引いてある部分だけ(4つぐらい)見れば解けるようになったりします。
文法なんて解き方って決まってるんですよね。
1つの文章に、せいぜい4つ位しか下線が引いていないので、冠詞に引いてあれば冠詞が怪しいとかって察しがつきます。

リスニングははっきり言ってお手上げでした。
もうあきらめてた。
TOEFL600点取るには必要なので、多少はやりましたがあまり時間を割かないようにしました。

リーディングはボキャブラリーと読む量。
英語って結論から書いてあるものです。
そういう、書き方とか読み方ってあるので、この辺は教えてもらったほうがいいとは思います。
それから海外の新聞をたくさん読むこと。

そんな勉強を大学に行きながらずっとやってました。

GRE(Graduate Record Examination)

アメリカの大学院に入るには英語だけではもちろん許されません。
その他にGREと言う統一試験みたいなものとエッセーと推薦状が3通必要となります。(MBAを狙う人はGMATと言うテストが別にあります)

GREとはGraduate Record Examinationの略で大学院に入るために受けるテストです。
一般科目(General Test)と専門科目(Subject Test)の2種類あって、通常は一般科目だけが要求されます。
専門科目のほうはRequirementではないのですが、アピールするには取っておいたほうがいいぐらいのものです。

一般科目は3教科。
英語と数学と論理。

英語はネイティブ用のテストですから、ハンパなく英語が難しいです。
針葉樹とか紅葉樹の関係はマツの木とカエデの木の関係である。YESかNOか?みたいな英語が出されます。

針葉樹って英語でなんて言うか知ってますか?(もうランケンも忘れました。。。)

針葉樹も紅葉樹もマツもカエデも1個も英語が分からないでしょう?

単語が1つも分からないなんてケースがザラです。。。
大学側も外人は点数が低いの分かっているので、これはほとんど重視されません。
むしろTOEFLを見られます。

数学に関しては割と算数レベルです。
アジア人はほぼ満点を取ってきます。
ただし、英単語を知っている必要があります。

直角二等辺三角形とか平行四辺形って言うのが英語で出題されますので、ボキャブラリーが多少必要になるんです。
それ以外はほとんど問題なくて楽勝な感じ。
ここで、点数取れないと、いい学校には行けません。

まぁ、でも日本人ならば楽勝なレベル。
中学生でも満点取るんじゃないかと思います。

それから、論理。
これも英語のリーディングの能力が必要とされるテストです。
例えば下の感じ。

あるパーティーで男女8人がテーブルに座っています。
AさんとBさんは仲が悪いので隣同士ではなく、BさんとEさんは向かい合いに座ってCさんは3つAさんから離れています。
さて、DさんとEさんの席の関係はどうでしょう?(適当な問題を作ってますから解はないから考えないでね。。。イメージ。。。)

日本語ならなんてことないんです。
これを英語で正確に理解出来るかどうかです。

なので、やっぱりリーディングの力が求められます。
単語はそんなに難しくないんですけど、正確に解釈できないと回答できない類ですね。
前置詞の使い方なんかは特に重要になります。

エッセー

エッセーは基本的には志望動機に関する作文です。
なにを勉強して将来どういう風なキャリアを考え、どういう研究を今後考えているのかなんてのを書かされます。
後、特徴的なのはアメリカの大学院では、生徒が授業にどう貢献できるかなんてのを聞かれます。

例えば、日本の工場における高い生産性に関しての論文を日本語で読んで授業でフィードバックできますとか。
アメリカの大学の先生は色々なバックグラウンドを持った学生に来て、広い視野を持って授業を行いたいと考えています。
多様性とかって言葉になるんですが、この辺は日本とは考え方が根本的に違います。

日本の学校は皆が同じ試験を公平に受けて、公平に卒業するものですが、アメリカは他の学生と違う学生を優遇します。
その方が、幅が広くなるって考え方なんですよね。

アメリカの大学の教授って雇用が全然保証されていません。
実績がものをいう世界でプロフェッショナルな世界です。
学会で認められたとか、産業界で活躍してお金を持ってこれるかってのが非常にものをいう世界です。

従って、教授も常に勉強を強いられていて、多くのインプットが欲しいと考えているんです。
様々な学生から様々な意見や知識を吸収して、教授自身が勉強したいため、学生から何を得られるかってのも気にしているんですね。

学生は教えてもらう立場だけではなく、学校にどう貢献するかをアピールする事が求められます。
新しい考え方や違う文化の考え方ってのは、教授一人で出すものではない。
こういう考え方が、革新的な考え方や技術に繋がるアメリカの文化であり強みに繋がってるんだと思います。

大学院に提出するエッセーにはこの辺の考え方をしっかりと汲み取って、ちゃんと書いてあげる必要がありますね。

推薦状

推薦状は3通の提出が求められます。
推薦状をどの程度重視しているかは正直よく分からない部分があります。
でも、TOEFLは英語の試験で本質的には学生の能力を見るものではなく、あくまでも語学ですし、GPAも学校によって成績なんてマチマチでしょう。

推薦状も同様で特に基準なんてものはないんです。
なんのためにあるんだろうって思うんですが、見てるものは気合いかなぁって(笑)
結局、将来優秀な人材になりますよって他の人からも思えるって事を表現してもらうためにあるようなもんなんじゃないでしょうか。(実際はともかく。。。)

通常は大学の教授なんかに3通書いてもらう事になり、ランケンも大学の教授に全て書いてもらいました。
とはいっても、大学の教授も数百人いる学生を把握できている訳がないので、そもそも誰に書いてもらうかって所から難儀します。。。

教授も英語で苦労してたりするのが日本の大学の先生。。。
基本的には応援してくれるものだと思うのですが、3通出すとなるとそんなに知らない先生にも頼みに行かないといけない。。。
なので、ある程度下書きしてこんな事を書いて欲しいですってな事をまとめてくれって言われました。

注意すべきは、アメリカの大学に出すわけですから、過剰に褒めるぐらいの内容でないといけません。
日本人みたいに遠まわしに褒めるなんてのはアメリカ人の教授には通用しない。
どれだけスゴイかをひたすら言って、かつてこんなに素晴らしい学生は見た事がない!ぐらいの勢いで書いてもらうものです。

アメリカのそういう文化が分かる先生は大丈夫なんですが、分からない先生は要注意です。
下手な事を書かれた日には、どこの学校に出しても合格できなくなります。

それもあって、ランケンは4人の教授に依頼しました。(今だから書いちゃう。。。)
3人が3人ともうまく書いてくれるか分からないので、4人ぐらいにお願いしてダメそうな推薦状は外すぐらいの事は人生賭けてやってる以上は許されると思う。
別に許してくれなくてもいいですけど。。。

もちろん、教授にも進路の事から英語の事から色々な今までの努力やら成績やらをきちんと話して、なんとか頑張りますのでお願いしますみたいな事は必要です。
うまく関係を築ければ中身を見せてくれる教授もいたりします。
ちなみにランケンは3通とも見せてもらえちゃった。

まぁ、下書きをこちらで作ってますので、教授も気を使ってくれる訳です。
日本の大学の教授だって若い人に失敗して欲しいなんて思ってる人はほとんどいないはず。
なので、ある程度人格者で海外への理解もある教授にお願いしますって頭を下げるのが正攻法でしょうね。
微妙に難しいのが人格者で海外への理解もあってって言う教授をとっ捕まえるって所ですが。。。

で、推薦状を作ってもらったら、最後は学生が中身を見て改ざんしたりしないように学校の公式な便箋を使って、封筒にきちんとしたシールも貼ります。(例え原文を見ていてもです)
人に頼まないといけないので、気を使うものですね。

TOEFL600点取った!

大学4年生も年末を越えると、そろそろアメリカの大学院への願書を出す時期になってきます。
4年生の2月ぐらいかな。
卒業まで後一ヶ月。。。

そろそろ卒論も提出の時期です。
卒論以前に単位が危なかったりもします。
何せ楽勝教科を全部3年で取って成績を無理やり上げて、4年に難易度の高い専門教科を全部並べてるんですから。

1年前まではAしかいらないって言ってましたが、今は一転してCでいいから卒業させてってなもんです。

オールCでいい。
これやったら、まさにウルトラCでほとんど曲芸です。

進路未定。。。
それ以前に卒業はもっと未定。。。
その先なんか考えられない。。。(なんで俺はこうなったんだぁなんて思わなくはなかったです。。。)

半年ぐらい前は友達も留学するなんてかっこいいじゃーんなんて言ってくれましたが、2月になってこの状態だと、聞いてもくれなくなってきます。。。
たまーに留学関係で話をしてくれるのは1年前に留年した友達で、留学じゃなくて留年だろうなんてシャレにならない事を笑って言ってくれたりします。。。
色々な意味で泣きそうでした。。。

TOEFLの点数はと言うと580点ぐらいだったと思います。
半年以上は伸び悩んでました。。。

580点ぐらいあると、心理的には少しは楽でまぁどっかには入れるんじゃないかなぁと言う気分にはなってきます。
ただし、実際にアメリカで授業に使えるレベルには全く自信がありません。。。
そうは言っても、人生賭けちゃったので今更後戻りなんか出来ない。

やり切るしかないなってなもんです。
わき道なんか一本もないもん。
自分で選んだんだからしょうがない。。。

ところがです、2月になって一部の大学に願書を送り始めた頃、いい結果が出ました!
な・ん・と・・・

600点!!!

ついに600点が出ました!
これは嬉しかったですねぇ。

内訳は

グラマー 65
リーディング 65
リスニング 50

あったりまえですが、なんとも偏った点数を出したものです。
グラマーとリーディングはほぼ満点ぐらいじゃないでしょうか。
リスニングは、まぁ当初は40点だかなんかだったので、だいぶ良くなったと。。。
偏差値50ね。。。

既に580点ぐらいの点数をアメリカの大学に送ってたりしたんですが、慌ててFedex(アメリカの宅配便)で再送です。
TOEFLの紙切れ一枚送るのに6,000円とかかかりました。。。

理系でTOEFL600を取るとMIT(マサチューセッツ工科大学)とかも射程圏内に入ってくる位です。
どっかの大学院に入れる事はほぼ確実に思えた瞬間でした。
母親にTOEFLの結果を渡してもらったんですが、狂喜した記憶があります。

進路未定である事に変わりはないものの、とりあえず留学がグッと近くなりました。
日本の大学、卒業できるかな。。。
悩みは尽きません。。。